この記事では、Nintendo SwitchのスマブラSP(大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL)の、
- ダウンロードやオンラインプレイに必要な通信速度・Pingなどの目安
- オンライン対戦時に発生するラグの原因と対策
- スマブラSPにおすすめの光回線
について解説していきます。
スマブラSPをプレイ中で通信速度やラグに悩んでいる方、スマブラSPをこれから始めようとしている方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
【スマブラSP】ソフトのダウンロードに必要な通信速度(回線速度)の目安
スマブラSPのダウンロード版の容量は、17.3GBです。
下り100Mbpsあれば約23分でダウンロード完了できますが、下り10Mbpsしか出ていない場合は、約4時間もかかってしまいます。
追加コンテンツダウンロード時の速度目安
スマブラSPには、別売りの追加コンテンツがあります。
追加コンテンツを購入する場合も、ダウンロードが必要にはなりますが、容量が小さいので通信速度(回線速度)は遅くてもそれほど問題ありません。
追加コンテンツ(ファイターパスVOL.2)の容量:22MB
→下り10Mbpsなら約18分でダウンロード完了
→下り100Mbpsなら約2分でダウンロード完了
【スマブラSP】アップデートは終了済み
スマブラSPのアップデートは、2021年12月2日のもの(Ver. 13.0.1)が最後で、今後は不具合対応以外のアプデは無いようです。
【お知らせ】
更新データ(Ver. 13.0.1)を配信しました。修正や調整が入ったファイターなどはこちらをご覧ください。
不具合への対応などを除き、ゲームのバランス調整にかかわる更新は今回が最後となります。#スマブラSP— 大乱闘スマッシュブラザーズ【スマブラ公式】 (@SmashBrosJP) December 2, 2021
【スマブラSP】オンライン対戦でラグを避けるために必要な通信速度(回線速度)・Ping・Jitter・パケロス値の目安
スマブラSPの公式ページには、通信速度(回線速度)・Ping値・Jitter・パケロスの目安について記載されていません。
対戦アクションゲームの速度・Ping値などの目安
- 通信速度:下り30Mbps以上(上りはあまり影響ない)
- Ping値:50ms以下(20ms以下なら快適)
- Jitter値:2ms以下
- パケロス:2%以内(できれば0%)
ただし、他の家族もWi-Fi接続して動画を観たりゲームをしている場合は、その分スマブラSPに使える帯域が狭く(通信速度が遅く)なります。
また、Nintendo Switch本体や他のソフトの更新に帯域の一部が使われることもありますので、やはり下り100Mbps以上、Ping20ms以下を目指すのがおすすめです。
Jitter・パケロスに関しては、普段あまり気にしていない方が多いと思いますが、上記の値を超えるようだとラグが出やすくなってしまうため、本気でラグ対策をするならJitter・パケロスも気にしておきましょう。
スマブラSPのような対戦アクションゲームで特に重要なのはPing値
スマブラSPのような対戦アクション系のネトゲを快適にプレイするには、特にPing値が重要になります。
オンラインゲームは、意外と、通信速度(回線速度)が遅い環境でもちゃんと動きます。
ただし、Ping(応答速度)の数値が大きいと、プレイヤーの操作が画面上の動きに反映されるのが遅くなったり、自分の見ている画面と相手の見ている画面にズレが生まれてしまいます。
スマブラSPのようなP2P型のゲームはPing改善が難しい
オンラインゲームの通信方式には、クライアントサーバー型とP2P型があります。
クライアントサーバー型は、プレイヤーのゲーム機・PCなどと、ゲームの運営側が設置しているサーバーの間で通信を行います。
クライアントサーバー型
|自分のゲーム機・PCなど| ⇔ |ゲームのサーバー|
それに対して、P2P型は、プレイヤーのゲーム機・PC同士が直接通信を行います。
P2P型
|自分のゲーム機・PCなど| ⇔ |相手のゲーム機・PCなど|
Pingは、通信する機器同士の物理的距離が近いほど低く(応答速度が速く)、遠いほど高く(応答速度が遅く)なります。
そのため、クライアントサーバー型の場合は、住んでいるところからなるべく近いサーバーを選ぶことで、Pingを改善することが可能です。
たとえばAPEXでは、台湾やアメリカなど海外のサーバーも選択できますが、距離の近い東京のサーバーを選択した方が、Pingを低くすることが可能です(混雑度合いによっては、東京でもPingが高くなる場合もありますが)
しかし、P2P型の場合は、マッチング相手によって住んでいる場所も違うため、狙ってPingを改善することができません。
【口コミ・評判調査】スマブラSPをプレイしているネット環境・回線速度・Ping値・満足度を聞いてみた結果
回答いただいたものから順次、掲載していきます
アンケート項目
- 利用しているネット回線、プロバイダ
- 高速化オプション(v6プラスなどのIPv6 IPoE + IPv4 over IPv6)を利用しているか ※フレッツ光・光コラボ利用中の方のみ
- 有線接続 or 無線接続(WiFi)
- 通信速度(回線速度)・Ping
- 現在の通信環境でのスマブラSPの満足度(5段階)
- その満足度を選んだ理由
ネット回線 | NURO光 |
プロバイダ | So-net |
高速化オプション | なし |
有線 or 無線 | 無線 |
速度 | 下り:474Mbps
上り:468Mbps |
Ping値 | 6ms |
上記速度でのスマブラSPプレイの満足度(5段階) | 4(満足) |
上記満足度の理由 | Switchを無線でつないでおり、オンライン対戦も時々行いますが、基本的に不満はありません。
家族で使用しているため、全員が別端末で動画を視聴した場合などにラグが発生する事はありますが、よっぽどの事がない限り特別不満はありません。 |
スマブラSPがラグい原因(ゲーム側の問題)
スマブラSPのラグは、
- ゲームの仕様が原因になっている部分
- プレイヤー側に原因がある部分
の両方があります。
まずは、ゲームの仕様が原因になっている部分を解説していきます。
完全同期型P2P方式だからマッチング相手のラグに引きずられてしまう
スマブラSPは「完全同期型P2P」という方式を採用しています。
完全同期型P2Pは、マッチに参加している全員が同じだけラグ・遅延を受ける通信方式です。
完全同期型P2Pの良いところは、ラグ・遅延の程度がみんな同じなので、誰かが有利で誰かが不利とはならないところです。
逆に、下り100Mbps以上 Ping10ms以下などの快適な速度が出ている人でも、マッチング相手がラグい場合は、ラグい環境に合わせられてしまうのが悪い点です。
ただし、自分の通信環境が悪ければ、マッチングした他のプレイヤーに迷惑がかかることもあり得ますので、やはり各プレイヤーが通信環境の改善に努めることは重要です。
また、スマブラの対戦成績上位のプレイヤーだけが入れる「VIPマッチ」に上がれば通信環境が悪いユーザーはかなり少なくなりますので、スマブラSPの上位プレイヤーを目指すならラグ対策はしっかり行いましょう。
マッチング相手との物理的距離によりラグ・遅延が大きくなる可能性がある
スマブラSPのオンライン対戦は、インターネットを経由して、他のプレイヤーと直接通信を行うP2Pと呼ばれる通信方式で行います。
P2P方式の特徴として、対戦相手がいる場所との物理的距離が遠くなるほど、応答速度(Ping値)が遅くなり、ラグが大きくなってしまいます。(逆に近ければラグが小さくなる)
スマブラSPのオンライン対戦では、マッチング相手の住んでいる場所を絞るような機能はなく、基本的には強さの近い相手とマッチングされるように出来ています。
そのため、距離の遠い相手とマッチングされて、ラグ・遅延が起きやすくなる可能性もあります。
以前のVIPマッチでは、地域ごとにマッチングされていたという話もありますが、それもなくなったようです。
https://twitter.com/kimolas_smash/status/1281657098716114945?s=20&t=wAS43UqKf6-N9zgwhYNOvA
マッチングの判定方法もうまく機能していない?
スマブラSPのマッチングは、
- 優先ルール(下記画像を参照)
- 世界戦闘力(自分より戦闘力が低いプレイヤーが何人いるかを数値化したもの)
の近いプレイヤー同士がマッチングされやすい仕様になっています。
↑優先ルールで選べる項目
スマブラSPのマッチングについて、TwitterやGoogle検索で調べてみると、マッチングの仕組みや精度に納得できないプレイヤーの声が多くあがっています。
なんかスマブラ
同じくらいの戦闘力の人いなくなった?ってくらい
差があるマッチングするんやけど— tuyukusa (@tuyukus97792543) January 14, 2023
距離が近い相手とマッチングが優先される仕様はある
出典:公式サイト
スマブラSPのオンラインでも、ある程度距離が近いプレイヤーとのマッチングが優先される仕様はあるようです。
ただし、優先ルールや世界戦闘力が近いプレイヤーを選んだうえで、その中でなるべく距離が近いプレイヤーを選ぶという形だと思われます。
スマブラSPがラグい原因と対策(プレイヤー側の問題)
次に、スマブラSPのラグを引き起こしてしまう「プレイヤー側の原因」と、改善するためにできる対策について解説していきます。
Nintendo Switchを無線(Wi-Fi)で接続している
Nintendo Switchは、有線LAN接続と無線LAN(Wi-Fi)接続に対応しています。
Wi-Fi接続はルーターと直接ケーブルを繋げる必要がないため配線がごちゃごちゃせず、ルーターの近くにゲーム機を設置する必要もないので一見メリットが多いです。
しかし無線接続には、壁や障害物がルーターとゲーム機の間にあると電波が弱まってしまうデメリットもあります。
結果的に無線接続時はゲーム中にラグが発生する、切断されるなども問題も起こりやすいのです。
対策
可能であればルーターとNintendo Switchを有線LANで接続することをおすすめします。
LANケーブルを用意してゲーム機本体とルーターを接続すればOKです。
有機ELモデルのNintendo SwitchはドックにLANポートがあるので、LANケーブルを用意すればすぐに環境を整えられますよ。
古いモデルのNintendo Switch(HAC-001)やNintendo Switch LiteにはLANポートがありませんが、USB端子とLANポートを変換できるアダプターを家電量販店などで買えば有線接続が可能となります。
なおNintendo Switch Liteや通常版Switchをドックに繋がないテーブルモードで有線接続をする場合は、別途USBハブも用意する必要がある点にご注意ください。
なおLANケーブルは、CAT6Aという規格の物を選ぶのがおすすめです。
CAT5e以降の規格なら最大1Gbpsの一般的な光回線の仕様にしっかり対応していますが、CAT6Aは最大10Gbps対応で余裕がありなおかつ伝送帯域がCAT6までと比べて広いのでたくさんのデータを素早く転送できる高性能となっています。
Nintendo Switchを有線接続する手順などの詳細は、下記記事でも解説しています。
接続しているWi-Fiの規格が遅い
Wi-Fiには、「5GHz帯」と「2.4GHz帯」の2種類があります。
古いWi-Fiルーターだと2.4GHz帯にしか対応していないケースもあります。
2.4GHz帯の電波は電子レンジなどの他の機器と電波干渉を起こしてしまいやすかったり、古い機器だと単純に出せる速度も遅かったりします。
5GHz帯の電波なら、電波干渉が起こらず通信速度も高速で通信することができますよ。
対策
ルーターを置ける場所の制限などでどうしても無線接続をしなければいけない場合は、高速な5GHz帯のSSIDに接続して通信を行いましょう。
5GHz帯に非対応なルーターを使っている場合は、買い替えを検討することをおすすめします。
なお5GHz帯にも壁や障害物に弱かったり電波が2.4GHz帯程遠くまで届かなかったりといったデメリットがあるので、5GHz帯の電波がうまく使えない場合はあえて2.4GHz帯で接続するのもおすすめです。
Wi-FiルーターとNintendo Switch本体が離れている
Wi-Fi接続の場合Wi-FiルーターとNintendo Switchの位置が離れていると、電波が障害物や壁などの影響で弱まって速度が低下したり通信が不安定になったりしやすくなります。
対策
Wi-FiルーターとNintendo Switchの間に壁や障害物はできるだけない状態にしましょう。
念のため部屋はしっかり片付けておくのがおすすめです。
同時に複数の機器でネット接続している
他の家族や自分がNintendo Switchと同時にパソコンやスマホなどでネットを使っていると、最大限の通信速度は出せません。
対策
不要な機器のインターネット接続は切るなどして、できるだけ他の機器がインターネットに繋がっていないタイミングでゲームをプレイしましょう。
ネットが混み合う時間帯にプレイしている
契約しているインターネット回線が混み合っているタイミングだと、通信速度が出ずPingも高くなるなどして快適なオンラインプレイはできなくなってしまうことがあります。
対策
フレッツ光や光コラボを契約している場合は、「IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6」系のオプション(v6プラスなど)を導入すれば回線混雑を避けて高速で通信しやすくなりますよ。
あとはゲームで遊ぶ時間帯をずらせば、混雑が緩和されてラグなどを発生させずにオンライン対戦ができる可能性があります。
どうしても解決できない場合は、他のインターネット回線に乗り換えることで解決できる可能性がありますよ。
ポケットWi-Fiやテザリングで接続している
使用しているインターネット回線がポケットWi-Fiやスマートフォンからのテザリングの場合、電波を使ったモバイル回線のサービスなので通信が不安定になりやすいです。
対策
スマブラSPを最大限に快適に遊びたいのであれば、光回線へ乗り換えてしまうのがおすすめです。
光回線の有線接続であれば、圧倒的にオンラインゲームをプレイする際の回線状況は改善されますよ。
どうしても回線の乗り換えが難しい場合は、通信に使うルーター・スマホを窓際など電波が入りやすい場所に置きつつ周りに壁や障害物がない位置でゲームを行いましょう。
ルーターやスマホが対応していれば、Nintendo Switchとの有線接続を行うことで通信状況を改善できる場合もありますよ。
NATタイプがA・B以外になっている
Nintendo Switchにおける他のプレイヤーとの通信のしやすさは「NATタイプ」で表され、NATタイプにはA、B、C、D、Fの5種類があります。
NATタイプAは最上級の状態、NATタイプBも基本的には問題ありません。
NATタイプC・Dは問題がある状態で、NATタイプFだと通信対戦は不可能です。
Nintendo Switchでオンラインプレイをするなら、できればNATタイプB以上の状態にしておきたいところです。
対策
NATタイプをB以上にするには、ネット環境の設定を見直す必要があります。
複数のルーターが設置されている場合は1台に減らすか2台目を「ブリッジ接続」にする、ルーターの高速アドレス変換やプライバシーセパレータ機能、SPI機能といったものがオンになっているならオフにするなどしてみましょう。
IPv4 over IPv6系のサービスを契約している場合は、あえて機能をオフにすることで接続状態が改善される場合もあります。
ネット回線の改善についてはこのあと「スマブラSPにおすすめの光回線」の項目でも解説しているので、興味がある方は続けてご覧ください。
契約しているネット回線が遅い
契約しているネット回線の通信速度が普通に遅いせいで、オンラインゲームを快適に遊べていない場合もあります。
対策
もっと速く通信できる光回線などに乗り換えることで、スマブラSPのプレイ環境も改善される可能性がありますよ。
おすすめのネット回線の種類については、このあと引き続き解説します。
スマブラSPのオンラインをやるなら光回線がおすすめ
スマブラSPのオンラインを快適に遊びたいなら、ネット回線は光回線を選びましょう。
ホームルーターやポケットWi-Fi・テザリングではダメな理由
スマブラはラグ対策が非常に重要なゲームです。
ホームルーターやポケットWiFiなどでも、スマブラSPをプレイできなくはないですが、光回線と比べると通信速度やPingなどの点で確実に劣ります。(下図)
ラグ対策で一番重要なPing値が高くなってしまうのが、ホームルーターやポケットWiFiがスマブラSPに向いていない大きな理由です。
ポケットWiFiよりはホームルーターの方が通信速度・Ping共に良いですが、ドコモhome5G(現在出ているホームルーターの中で特に安定して速いサービス)でも、Ping:50msを超えているため、どうしてもホームルーターじゃないとダメという方(工事ができない等の理由がある方)以外は、やはり光回線を選んだ方が良いです。
また、ポケットWiFiなどの場合、「3日で10GBまで」や「1ヶ月で100GBまで」といった通信容量制限が課されているものも多いです。
スマブラSPをプレイするだけなら大丈夫ですが、他のゲームをプレイしたり、ダウンロード・アップデートをすることも想定すると、通信容量制限のあるネット回線より、やはり使い放題で高速・安定している光回線がおすすめです。
スマブラSPにおすすめの光回線
ラグの影響を抑えて、快適にスマブラSPのオンラインをプレイできる光回線について解説していきます。
実測速度が速くてPing値が低い光回線
光回線なら大抵、最大速度が1Gbps以上ありますが、実測速度には大きな差があります。
- ダークファイバー回線(auひかり、NURO光など)
- 独自回線(コミュファ光、eo光、ピカラ光、メガ・エッグ 光ベーシック、BBIQ光)
- IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6(v6プラスなど)に対応しているフレッツ光・光コラボ
上記のいずれかにあてはまる光回線は、実測速度が速いのでおすすめです。
また、通信速度とPingにはある程度相関があり、通信速度が速い光回線はPing値も低いことが多いです。
実際の利用者の実測速度・Pingのデータが集まっている「みんそく」で調べてみても、先ほど挙げた光回線は、実測速度・Pingどちらも速いことがわかります。
ダークファイバー回線 | NURO光 | Ping値: 12.44ms 下り: 538.58Mbps 上り: 488.59Mbps |
auひかり | Ping値: 15.91ms 下り: 472.18Mbps 上り: 445.25Mbps |
|
独自回線 | コミュファ光 | Ping値: 15.92ms 下り: 548.45Mbps 上り: 491.2Mbps |
eo光 | Ping値: 15.71ms 下り: 597.75Mbps 上り: 515.47Mbps |
|
ピカラ光 | Ping値: 18.32ms 下り: 505.45Mbps 上り: 436.75Mbps |
|
メガ・エッグ 光ベーシック | Ping値: 21.71ms 下り: 380.27Mbps 上り: 320.1Mbps |
|
BBIQ光 | Ping値: 24.95ms 下り: 428.61Mbps 上り: 342.42Mbps |
|
フレッツ光・光コラボ (IPv4 over IPv6対応) |
フレッツ光×BIGLOBE | Ping値: 16.9ms 下り: 358.59Mbps 上り: 236.3Mbps |
ドコモ光 | Ping値: 21.67ms 下り: 321.33Mbps 上り: 253.86Mbps |
|
ソフトバンク光 | Ping値: 24.15ms 下り: 328.55Mbps 上り: 250.38Mbps |
出典:みんそく
※フレッツ光・ドコモ光・ソフトバンク光はIPv4 over IPv6接続時の速度
NATタイプAにできる光回線
Nintendo Switchのゲームは、NATタイプAになっている方がより多くの人とマッチングなどがしやすくなります。
先ほど、実測速度が速いおすすめの光回線として、
- ダークファイバー回線(auひかり、NURO光など)
- 独自回線(コミュファ光、eo光、ピカラ光、メガ・エッグ 光ベーシック、BBIQ光)
- IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6(v6プラスなど)に対応しているフレッツ光・光コラボ
の3種類を挙げましたが、このうち一番下の「IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6(v6プラスなど)に対応しているフレッツ光・光コラボ」は、残念ながらNATタイプを最上位にできません。
NATタイプを最上位のものにするためには、ポート開放という作業が必要になるのですが、IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6を利用しているとポート開放ができません。
このあたりについては、下記記事で解説していますので、詳しく知りたい方は参照してください。
ただし、IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6対応のフレッツ光・光コラボの中でも、ソフトバンク光だけはポート開放が可能で、NATタイプもAにできます。
P2P通信ができる光回線
プロバイダや光回線の中には、P2Pの通信を制限しているところもあります。
P2P自体は悪くないんだけどね
P2P型のゲームは、P2P通信を制限しているプロバイダのネット回線を使うと快適にプレイできない場合があります。
スマブラSPはP2P型のゲームですので、P2P制限がない光回線・プロバイダを選びましょう。
もっと詳しく知りたい方は、PS5、PS4の記事やNintendo Switchの記事を専用に設けているのでこちらを参照してください。
PS5のオンラインゲームに必要な通信速度(回線速度)・Pingの目安・基準は?ジャンルごとの基準値~遅い場合の改善方法まで解説!
ここまでの内容を踏まえて、スマブラSPにおすすめの光回線をランキング形式で紹介していきます。
1位 auひかり
スマブラSPを快適に遊びたい場合に一番おすすめの光回線は、auひかりです。
auひかりの月額料金・基本情報 | |
通常月額料金 | 戸建住宅:5,390~5,610円(ずっとギガ得プラン)/集合住宅:4,180円(マンションV16プラン) |
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契約期間 | ずっとギガ得プラン:3年間・自動更新 マンションの標準プラン:なし(お得プランAは2年間・自動更新) |
最大速度 | 上下1Gbps |
実測速度(みんそく調べ) | 平均Ping値: 15.88ms 平均ダウンロード速度: 475.13Mbps 平均アップロード速度: 448.87Mbps |
対応エリア | 日本全国 ※戸建住宅は東海・関西だとエリア外の場合あり |
auひかりは日本全国多くの地域で契約可能で、通信速度も上下最大1Gbpsと高速です。
auひかりは他社との共有がない独自回線またはダークファイバー回線を利用していて、回線混雑も起こりづらくなっているためオンラインゲームをしたい人に最適ですよ。
2位 NURO光
NURO光は下り最大2Gbps・上り最大1Gbpsという高速回線に対応していて、スマブラSPを快適に遊びたい場合におすすめです。
ダークファイバー回線を使っているので混み合いづらく、いつでも安定したゲームプレイができますよ。
NURO光の月額料金・基本情報 | |
月額料金 | 5,200円 |
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契約期間 | 3年間・自動更新 |
最大速度 | 下り2Gbps・上り1Gbps |
実測速度(みんそく調べ) | 平均Ping値: 12.51ms 平均ダウンロード速度: 539.88Mbps 平均アップロード速度: 488.88Mbps |
対応エリア | 北海道、関東、東海、関西、中国(広島・岡山)、九州(福岡・佐賀) |
また、NURO光ユーザーだけが利用できるPS5レンタルオプションも見逃せません。
通常版は月額1,320円(4年目以降は660円)、ディスクドライブなしのデジタル・エディションなら990円(4年目以降は495円)で、PS5をレンタルできますよ。
品薄のPS5を手軽に入手して遊べるのは、NURO光を選ぶ大きなメリットです。
3位 電力会社系の独自回線
東海地方より西の地域に住んでいる方は、地域限定の電力会社系光回線もおすすめの選択肢となります。
地域限定の光回線は通信速度が速く、独自回線なので混み合いづらくてあんしているためオンラインゲームに最適です。
東海地方では、コミュファ光が展開中ですよ。
コミュファ光の月額料金・基本情報 | |
月額料金 | 戸建住宅:5,720円→スタート割・長期継続割引適用時5,170円/マンション:4,620円→スタート割・長期継続割引適用時4,070円 |
契約期間 | 2年間・自動更新 |
最大速度 | 上下1Gbps |
実測速度(みんそく調べ) | 平均Ping値: 15.93ms 平均ダウンロード速度: 555.38Mbps 平均アップロード速度: 491.75Mbps |
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対応エリア | 愛知、岐阜、三重、静岡、長野 |
関西地方では、eo光を契約できます。
eo光の月額料金・基本情報 | |
月額料金 | 戸建住宅:5,448円→1年間3,280円(1ギガ)/集合住宅:4,714円など(建物ごとに異なる) |
契約期間 | 2年間・自動更新 |
最大速度 | 上下1Gbps |
実測速度(みんそく調べ) | 平均Ping値: 15.72ms 平均ダウンロード速度: 595.71Mbps 平均アップロード速度: 512.76Mbps |
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対応エリア | 大阪、京都、奈良、滋賀、和歌山、福井 |
四国地方では、ピカラ光が利用可能です。
ピカラ光の月額料金・基本情報 | |
月額料金 | 戸建住宅:4,620円~4,950円(ステップ2コース)/集合住宅:3,608円~3,740円(ステップ2コース) |
契約期間 | 2年間・自動更新 |
最大速度 | 上下1Gbps |
実測速度(みんそく調べ) | 平均Ping値: 18.38ms 平均ダウンロード速度: 497.91Mbps 平均アップロード速度: 429.28Mbps |
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対応エリア | 愛媛、高知、香川、徳島 |
中国地方エリアでは、メガ・エッグ 光ベーシックを選べます。
メガ・エッグ 光ベーシックの月額料金・基本情報 | |
月額料金 | 戸建住宅:5,720円→新規加入割引適用時2年間5,170円/集合住宅:4,070円 |
契約期間 | 2年間・自動更新 |
最大速度 | 上下1Gbps |
実測速度(みんそく調べ) | 平均Ping値: 21.93ms 平均ダウンロード速度: 381.55Mbps 平均アップロード速度: 320.03Mbps |
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対応エリア | 広島、岡山、鳥取、島根、山口 |
そして九州地方の方は、BBIQ光を契約できますよ。
BBIQの月額料金・基本情報 | |
通常月額料金 | 戸建住宅:6,380円(3ヶ月間0円・4~12ヶ月目5,280円)/集合住宅:4,510~6,380円(3ヶ月間0円、4~12ヶ月目3,410~5,280円) |
契約期間 | 2年間・自動更新 |
最大速度 | 上下1Gbps |
実測速度(みんそく調べ) | 平均Ping値: 24.96ms 平均ダウンロード速度: 424.85Mbps 平均アップロード速度: 337.9Mbps |
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対応エリア | 福岡、長崎、宮崎、熊本、佐賀、大分、鹿児島 |
基本的にP2P制限などの問題もないので、自宅で電力会社系光回線を契約できる場合は申し込んでみてください。
4位 ソフトバンク光
NURO光やauひかり、電力会社系光回線を契約できない場合は、日本全国対応のソフトバンク光を検討してみてはどうでしょうか。
ソフトバンク光は上下最大1Gbps対応で、IPv6高速ハイブリッドというオプションを契約することで回線混雑を避けて高速通信が可能です。(ソフトバンクユーザーならセット割に必要な必須オプションに含まれる光BBユニットが必要、光電話等のオプションと合わせて月額550円で使えます)
ソフトバンク光の月額料金・基本情報 | |
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月額料金 | 戸建住宅:6,270円 集合住宅:4,730円 ※回線高速化サービス(IPv6高速ハイブリッド)料金込み |
契約期間 | 2年間・自動更新 |
最大速度 | 上下1Gbps |
実測速度(みんそく調べ) | 平均Ping値: 16.52ms 平均ダウンロード速度: 324.55Mbps 平均アップロード速度: 246.97Mbps |
対応エリア | 日本全国 |
ソフトバンク光もオンラインゲーマーに最適、ソフトバンクユーザーなら月額最大1,100円×10回線のセット割引にも対応していますよ。
【料金が高くてもOK/まずはお試し利用したいという方におすすめ】かもめインターネット
徹底的にゲーム環境を改善させたい場合は、かもめインターネットというプロバイダをフレッツ光で使ってみるのもおすすめです。
かもめインターネット・フレッツ光の月額料金・基本情報 | ||
NTT東日本エリア | NTT西日本エリア | |
---|---|---|
かもめインターネットの月額料金 | 2,410円、2ヶ月無料 |
|
フレッツ光の月額料金 | 戸建住宅5,500円(にねん割込み)/集合住宅4,015円 | 戸建住宅1~2年目4,730円、3年目~4,521円(光はじめ割込み)/集合住宅1~2年目3,575円、3年目~3,388円(光はじめ割込み) |
契約期間 | フレッツ光2年間・自動更新/かもめインターネットなし | |
最大速度 | 上下1Gbps | |
実測速度(みんそく調べ) | 平均Ping値: 22.33ms 平均ダウンロード速度: 371.05Mbps 平均アップロード速度: 284.91Mbps |
|
対応エリア | 日本全国 |
かもめインターネットの場合料金はどうしても高くなってしまいますが、日本全国で使えてP2P制限・通信量制限・ポート制限といった規制はありません。
スマブラSPやその他のオンラインゲームを徹底的に快適なネット環境で安心してプレイしたい場合は、検討してみてください。
【スマブラSP】ソフトのダウンロードやゲームプレイ時のデータ通信量(ギガ消費量)の目安
スマブラSPのダウンロード版は、17.3GBとなっています。
ポケットWiFiやホームルーターの場合、3日で10GBまで、1ヶ月で100GBまでなどの通信量制限があるものもあります。
スマブラSPに限らず、新しいゲームであれば20~30GBの大容量のものも多いので、ゲームをやるなら通信量制限のない光回線を使うのがおすすめです。
ちなみに、スマブラSPのアップデートは既に終了済みのため、アップデートのためにデータ通信量を消費する心配はありません。
オンラインプレイ中のデータ通信量に関しては、公式で発表されたデータはないのですが、実際に計測したユーザーの声を見ると、1時間で100MB程度のようです。
まとめ
この記事では、スマブラSPのオンラインに必要な通信速度(回線速度)・Pingなどの目安、ラグの原因や改善方法、おすすめの光回線などについて解説してきました。
スマブラSPは完全同期型P2Pのゲームなので、他のゲームよりもラグ改善が難しい部分もあります。
ただ、高速かつNATタイプAに出来る光回線を使うなど、自分でできる効果的なラグ対策もありますので、この記事を参考にして快適な環境を目指してみてください。