ポケットモンスターSVが、2022年11月18日に発売されました。
ポケットモンスターSVはオフラインでももちろん楽しめますが、オンライン環境があればより充実したゲームプレイが可能です。
この記事では、ポケットモンスターSVをダウンロードしたり快適に遊んだりするために必要な通信速度(回線速度)や、おすすめのネット回線について解説します。
Contents
ポケモンSVのマルチプレイ・テラレイドバトル(オンライン)で出来ること

ポケットモンスターSVは、Nintendo Switch向けに発売されたポケットモンスターシリーズの最新作です。
今までのポケモンはジムバッジを順番に集めて最後にチャンピオンリーグに挑戦するという決まった流れがありましたが、今回はオープンワールド方式が採用・今までよりもさらに自由な冒険ができるようになりました。

ポケットモンスターSVはオンラインプレイも充実していて、まず最大4人で同時にゲームを遊ぶことが可能です。
友達同士で集まってポケモンの世界を冒険できる画期的な仕様となっています。
テラレイドバトルでは、オンライン上のポケモンSVプレイヤー4人で一緒に、野生のテラスタルポケモンと戦って、制限時間内に倒せればそのポケモンを捕まえるチャンスがもらえます。
通常のバトルと違って、ターン制ではなかったり、ポケモンが倒されても制限時間内は何度でも復活できるなど、新しいシステムが楽しめます。
もちろん今までのように、ポケモンの交換もオンラインで行うことが可能です。
持っていないポケモンや通信交換でしか手に入れられないポケモンを入手できるのも、ポケモンのオンラインプレイの醍醐味ですよね。

ポケモンを戦わせる対戦も、もちろんポケットモンスターSVでは今まで通り行えます。
2022年12月からはランクが変動する「ランクバトル」が開始、2023年春にはインターネット大会も開始され、世界中のプレイヤーとポケモンの強さを競い合えるようになりますよ。
もちろん、とくに順位などは関係ない通常のオンライン対戦も遊べます。
Nintendo Switch Onlineの加入が必要
なお注意したいのは、ポケモンSVのオンラインプレイをするためにはNintendo Switch Onlineの会員になる必要があることです。

1ヶ月306円、3ヶ月815円、12ヶ月2,400円から選んで加入しておきましょう。
ポケモンSVのダウンロードに必要な通信速度(回線速度)の目安
ポケットモンスターSVのダウンロード版を購入する場合は、本体の空き容量が6.7GBほど必要です。
そして6.7GBのデータをスムーズにダウンロードできるインターネット環境も、事前に用意しておくことをおすすめします。
6.7GBの容量を1秒でダウンロードするには53,600Mbps=53.6Gbpsの速度が必要で、流石にここまで高速なネット回線はまだ存在していません。
ダウンロード速度が200Mbps程度あれば、6.7GBあるポケモンSVのデータは約5分でダウンロード可能です。
半分の下り100Mbpsでも、10分程度あればダウンロードを終えられますよ。
流石に30分〜1時間以上などかかると今後のゲームのアップデートや他のゲームの購入時なども含めてストレスなので、できれば実測100Mbps以上の快適な速度が出る光回線を導入することをおすすめします。
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ポケモンSVのマルチプレイ・テラレイドバトル等に必要な通信速度(回線速度)の目安
ポケモンSVのマルチプレイやテラレイドバトルに必要な通信速度(回線速度)の目安は、具体的には公表されていません。
通常のオンライン対戦やポケモン交換ではリアルタイムで複雑な操作を行うわけではないので、基本的に回線速度が遅めでもそこまで問題はないと考えられます。
対戦やポケモン交換であれば、前作ソード・シールドと同様に下り10Mbps以上、Ping50ms以下であればまず困ることはないでしょう。
しかし今回のポケモンSVでは通常の対戦に加えて、一緒に冒険ができるマルチプレイも用意されています。
マルチプレイでは常時複数人のコントローラー操作がマップ上で行われることもあり、おそらくただのバトルなどと比べると快適に遊ぶために求められる速度は少し速くなると考えられます。
スプラトゥーンのように、下り30Mbps以上・Ping50ms以下(20ms以下ならより快適)といった条件を満たしていると安心です。
画面が重い・処理落ち・エラー落ちは通信速度(回線速度)の問題とは別
画面が重くて動きが遅い・処理落ち・エラー落ちするといった症状は、オンラインプレイ時以外でも起きる問題で、通信速度(回線速度)やPingの速さとは関係なく、Nintendo Switch自体の性能の問題が大きいようです。
今作のポケモンはオープンワールドなこともあって、1つの画面上にたくさんのポケモンやオブジェクトを描画する必要がありますが、Nintendo Switchの処理が描画に追いつかなくなると、処理落ちやエラー落ちが起きてしまいます。
ゲームの動きの滑らかさを表す指標に「フレームレート(fps)=1秒間の動画が何枚の静止画(フレーム)で構成されるか」があります。
60fpsなら動きが激しいアクションゲームでも滑らかに見えますが、30fpsになると目に見えてカクカクしてしまいます。
最大fps | |
---|---|
Nintendo Switch | 60fps |
PS4 | 60fps |
PS5 | 120fps |
ゲーム機ごとにfpsの上限が決まっていて、Nintendo SwitchはPS4と同じ最大60fpsです。ただし、あくまで「最大」なので、いつも60fpsが出せるわけではありません。
ポケモンSVのfpsを検証したYouTubeチャンネルによると、30fpsに届かない場面も多いようです。
処理落ちやエラー落ちを防ぐのは難しいですが、
- 携帯モードよりはテレビモードでプレイした方が、fpsが高く安定しやすい
- 天候が雨や雪の時に探索すると処理落ち・エラー落ちしやすい(晴れてから探索した方が良い)
- ゲームのデータをSDカードに入れていると処理落ち・エラー落ちしやすい(本体に移した方が良い)
などの対処法が言われています。
あとは、もしエラー落ちしても大丈夫なように、セーブやバックアップについても確認しておきましょう。
おまかせレポート(オートセーブ)を「する」に設定しておく
設定→おまかせレポートを「する」に変更
ゲーム開始時は「する」になっていますが、ポケモン厳選時などに自分で「しない」に変更していた場合は、「する」に変更しておきましょう。
こまめにレポート(セーブ)をする
オートセーブは便利ですが、タイミングが限られているので、できるだけ手動でもレポート(セーブ)をしておきましょう。
バックアップデータを使用する
ポケモンSVでは、セーブデータ以外に「バックアップデータ」が自動保存されています。
場合によっては、セーブデータよりバックアップデータの方が直近で保存されている場合もありますので、前回セーブから時間が経ってから落ちてしまった場合はこちらの方法も試してみてください。
タイトル画面で「上キー+Bボタン+Xボタン」を同時押し
↓
プレイ状況が表示されますので、復元したいデータかを確認⇒復元する場合は「バックアップで始める」をAボタンで選択(復元しない場合はBボタンで戻る)
↓
復元したデータでOKなら、レポート(セーブ)をしてセーブデータを上書きする
ポケモンSVなどNintendo Switch用ゲームをプレイする際の通信速度を改善する方法
Nintendo Switchの通信速度の改善方法については、下記の記事で詳しく解説しています。
ここでは、手軽に行えるいくつかの通信速度改善方法をかんたんに解説していきます。
①Switchを有線LANでインターネットに接続する
光回線などの固定回線を使っている場合は、LANケーブルを用意して有線LANでSwitchをインターネットに接続しましょう。
有線LANなら障害物などで電波が乱れて通信が不安定にならないので、安定した高速でポケモンSVを遊べます。
Switchは最新の有機ELディスプレイモデルならLAN端子があります。
旧モデルやLiteは直接LANケーブルを接続できない構造ですが、USB端子をLANポートに変換するアダプターを用意することで有線接続を行えます。(LiteはUSBポートに他の機器を接続できるUSBハブも装着する必要あり)
②無線LAN利用時はルーターの近くで5GHz帯のSSIDに接続する
有線接続が難しい場合は、無線LAN利用時に5GHz帯のSSIDを利用するのがおすすめです。
5GHz帯は速度が速く、電子レンジなど他の電波を使う機器との電波干渉も起こりづらいので、安定した通信を行えます。
ただしルーターとSwitchの距離が離れている場合は、壁などの障害物に強い2.4GHz帯のSSIDをあえて利用するのもおすすめです。